社名の由来

「ボーリング」と表記発音していますが、英語で、内径を人為的に開けた穴という意味の「borer」（ボアー）という言葉に由来し、穴を開ける作業を指して「ボァーリング」と言います。よく地質調査や温泉、油田の掘削作業で「ボーリング」いう言葉を耳にします。では、なぜエンジンシリンダーの再生工場からスタートした当社が「ボーリング」という社名なのでしょう？

ボーリング加工について。自動車などのエンジンの基本構造は、燃料を燃
やして動力源とし、エンジン内部のシリンダーという円筒の中でピストンが
上下する運動を、回転運動に変換して取り出すというものです。エンジンを
使い続けるうちにピストンとの摩擦によりシリンダー内部は傷つき、いびつ
に変形していきます。その部分を真円の穴に加工し直して再生する工程が、
社名の由来である「ボーリング」なのです。

受け継がれる職人の技

大久保ボーリングは、創業以来、自動車エンジンの修理と再生を中心に、
地域産業と社会への貢献に努めてまいりました。その技術は精密な金型
や、NC工作機械を使用した大量生産技術とは違い、経験と技能を持った
職人の手によって操作される、汎用工作機械を使って生み出されます。
使い込まれた1つ1つの機械と人との対話から生み出される一点物の加工
なのです。これこそが、大久保ボーリングに創業以来受け継がれてきた
職人の誇りと技、強みなのです。